2010年05月19日

勤務医の過剰労働是正を―2団体が要望書(医療介護CBニュース)

 勤務医の勤務超過の是正や適正な賃金支払いなどを求め、全国医師連盟(全医連、黒川衛代表)と全国医師ユニオン(植山直人代表)は5月17日、共同で厚生労働省に要望書を提出した。勤務医が医療機関の間で横断的に意見を取りまとめ、国に要望するのは初めて。

 要望書は厚労省医政局と労働基準局の担当者に提出。具体的な要望として、▽公立医療機関での三六協定の締結状況と内容の公表▽医師の「当直」と「宿直」との業務の厳正な判別▽拘束性のあるオンコールへの適切な賃金支払い▽三六協定の不適切な自動延長を認めない▽勤務医の労働環境の改善および労働基準法順守に関する検討会を厚労省内に設置―など、14項目が盛り込まれている。
 これに対して厚労省側は、三六協定の締結状況の公表は困難としつつも、労働基準法に基づく是正や指導を行い、検討会の設置については「ぜひ参考にしていきたい」と回答した。
 全医連の黒川代表はその後の記者会見で、要望書の意義を強調した上で、「今後も継続的に厚労省への陳情を行っていきたい。また、国会議員や地域住民に対してもさまざまなチャンネルを通して訴え、勤務医の労働環境の改善を進めたい」と述べた。

■時間外労働が月100時間超の73病院を公表

 今回の要望書提出と併せて全国医師ユニオンは、全国の公的病院に三六協定の開示請求に基づく調査を行った結果、1か月当たりの時間外労働が100時間を超えていた73の病院名を公表した。
 調査は2008年末から09年1月にかけて行われ、全国の主要な1549病院を対象に、労働基準監督署に直近の1年半についての協定の開示請求を行い、その結果をまとめた。
 それによると、公表された73病院のうち、時間外労働時間が最も長かったのは国立病院機構災害医療センター(東京都立川市)で「3か月600時間」。以下は、国立病院機構長野病院(長野県上田市)の「3か月420時間」、国立病院機構東京医療センター(東京都目黒区)と国立病院機構舞鶴医療センター(京都府舞鶴市)の「3か月360時間」などとなっている。調査結果は、週内にも全国医師ユニオンのホームページに掲載する。
 病院名を公表した理由について植山代表は、「各医療機関を責めるのが目的ではなく、根本の原因は国の医療政策にあると考える。公表した医療機関については、労使間での話し合いによってできるだけ早期の改善を目指してほしい」と説明した。


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posted by クマガイ フミハル at 17:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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